今回は、受験をする人に、知ってほしい事実を話します。
1点の重み」についてです。

1点差の不合格は、非常に多い

倉橋も学生のとき、1点の大切さを言われました。

それを聞いて、
「そりゃあ、合格基準点よりも、1点でも低かったら不合格。当たり前。」

その程度の理解でした。

言葉の重みを、
受け止められませんでした。

1点足らなくて落ちた子もいるだろうけど、
それは、宝くじの番号が1つずれていて1等賞を逃した人みたいに、めったにないケースだろう。
そう思っていました。

しかし、塾の講師になって、数多くの子を、受験に送り出してきました。
中学によっては、合格点と個人の得点を教えてくれる学校もあります。

そこで、毎回の入試で、
1点足らなくて落ちた子は、とんでもなく多く発生している
ことを知りました。

あの子も、この子も、あとちょっと足らなかった。


ふだんできていた、
あの問題さえ解けていたら受かったのに!
あと1問!悔しい!

模試と入試の違い

塾の模試では、得点力の高い子、低い子、いろいろな子が同じテストを受けます。

そのため、横軸に得点、縦軸に人数をとり、得点と人数の分布をグラフにすると、
平均点(例えば60点)付近に人数が集まり、そこを中心にした、緩やかな山のような形になります。
画像の説明

入試の分布グラフは、模試とちがう

ところが、入試の場合は、ちょっとちがう形になります。

入試には、合格の可能性を持つ子だけが集まり、得点力の低い子(時には高い子)は、その学校を受験しません。

実力の似た子が受けるのです。
結果、平均点近くに、ほとんどの子が集まってきます。
画像の説明

例えば、1000人がマラソンをするとき、
模試は、縦に長く伸びて走っているイメージです。
ちょっと失敗しても、抜かれるのは、1~2名です。



ところが、入試は、1000人が一団となって走っているイメージです。

ちょっと失敗すると、一気に何十人に抜かれます。



ある学校の校長先生に教えてもらった話です。
その学校は、300点満点の入試ですが、「合格点の前後20点に、全受験生の7割以上が集まる。」とのことです。

100点満点のテストに直せば、
20点は約7点です。
合格点の前後3〜4点あたりに、全受験生の7割以上が入っているということです。

実際、合格点周辺は、
入試の得点が1点ちがうと10〜20番ちかく、順位が変わるとのことです。


1点、とんでもなく、大切です。
取れる問題を、確実に取る。
それができれば、入試は、合格します。